アトピーの治療薬プロトピック剤について
最近ではアトピーに、プロトピック剤というものがの治療薬の1つとして使用されているようです。
このプロトピック剤は、臓器移植の際の免疫抑制剤タクロリムスを軟膏にしたもので、臓器移植の多い海外で開発、使用されている薬です。
免疫抑制剤は副作用が強く現れてしまうものですが、このタクロリムスも例外ではなく、腎障害・高血糖症・高カリウム血症・胸痛・振せんなどの副作用があります。
このタクロリムスのアトピーへの応用は、海外ではなく、実は日本で先駆けとなる臨床試験がされていて、軟膏にしたアトピー治療薬プロトピック剤は、1999年11月に正式に発売されることになりました。
現在までに確認された奨励は1230例ほどで、最長試用期間は2年間程度と、安心して使うには、症しょぅ心許ないものであると思います。
アトピーへの臨床例が少なく、安易には使えないプロトピック剤ですが、治療効果として良い結果も得られていて、特に顔面などのアトピーではステロイド系よりも効果が高いらしいということです。
このプロトピック剤16歳未満には使用が禁止されていますが、使用に関して良くない例も報告されています。
プロトピック使用を中止してしまうと、またアトピーが再発する場合がある、ステロイドを塗ったところより、プロトピックを使用したところの方がよりアトピーが治りにくい例があるなど、かならずしも、ステロイド剤より良いとは言えないものです。
アトピーはアレルギー性の疾患で、免疫の過剰反応による症状が起きていると考えられていますから、といわれていますから、免疫を抑制する薬は論理的にも効果があるでしょうし、その例も実際に報告はされています。
しかし、もともとは、臓器移植など他人の組織に対する免疫反応を抑える薬ですので、自分の過剰な免疫反応を抑えることとは、根本的に異なる部分があるかもしれませんし、医師によっては「アトピーに効きすぎることがかえって危険では無いか」という指摘もみうけられるようです。
まだ症例が少ないのでなんともいえませんが、危険な副作用や、ステロイドのようなリバウンドの危険性も十分にあり得ることだと思いますので、プロトピック剤を使用する場合は慎重に経過を観察し、効果があまり感じられ無い場合や少しでも異常を感じた場合は、注意すべきではないかと思います。
2008年2月28日|
カテゴリー:アトピー改善治療
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